MOUNJARO
マンジャロ(チルゼパチド)
による体重管理
体重を減らす目的でマンジャロを使用する場合は、国内で承認された効能・効果と異なる「適応外使用」となり、自費診療です。治療を検討される前に、このページの内容をご確認ください。
マンジャロとは
マンジャロは、有効成分チルゼパチドを含む注射薬です。GIP(グルコース依存性インスリン分泌刺激ポリペプチド)とGLP-1(グルカゴン様ペプチド-1)という2つのホルモンの受容体に作用します。週1回、おなかや太ももなどに皮下注射して使用します。
国内では「2型糖尿病」の治療薬として承認されています。体重を減らすことを目的とした使用は、この承認の範囲に含まれません。
適応外使用について必ずご確認ください
- 承認の状況
- 国内では2型糖尿病の治療薬として承認されています。体重を減らす目的での使用は、承認された効能・効果と異なる適応外使用です。
- 国内の承認医薬品
- 同じ成分(チルゼパチド)の「ゼップバウンド」が、肥満症の治療薬として国内で承認されています。高血圧・脂質異常症・2型糖尿病のいずれかがあり、食事療法・運動療法を行っても十分な効果が得られない方のうち、BMI 35以上の方、またはBMI 27以上で肥満に関連する健康障害が2つ以上ある方が対象です。条件を満たす場合は保険診療の対象となります(処方できる医療機関には要件があります)。このほか、セマグルチド(ウゴービ)も肥満症の治療薬として承認されています。
- 海外での状況
- 米国では、同じ成分の製剤(Zepbound)が2023年に体重管理の治療薬として承認されています。米国の添付文書では、動物実験で甲状腺C細胞腫瘍がみられたことから、甲状腺髄様がんの既往・家族歴がある方や、多発性内分泌腫瘍症2型の方への使用が禁忌とされています。
- 救済制度
- 適応外使用によって健康被害が生じた場合、医薬品副作用被害救済制度の対象とならない場合があります。
主な副作用
比較的よくみられるもの
吐き気、嘔吐、下痢、便秘、食欲の低下、腹痛、胃のもたれなど。使い始めや量を増やした時期に起こりやすい傾向があります。
重大な副作用(添付文書に記載のあるもの)
- 低血糖
- 急性膵炎
- 胆のう炎、胆管炎、胆汁うっ滞性黄疸
- アナフィラキシー、血管性浮腫
嘔吐を伴う持続的な激しい腹痛がある場合は、急性膵炎の可能性があります。使用を中止し、すぐに医療機関を受診してください。
使用できない方・注意が必要な方
- 本剤の成分で、過敏症を起こしたことがある方
- 膵炎を起こしたことがある方
- 甲状腺髄様がんの既往・家族歴がある方、多発性内分泌腫瘍症2型の方
- 妊娠中・妊娠の可能性がある方、授乳中の方
経口避妊薬(ピル)を服用中の方は、効果が弱まる可能性があるためお申し出ください。そのほか、服用中のお薬や持病がある方は、診察時に必ずお知らせください。
治療の流れ
- 01
問診・診察
既往歴、服用中のお薬、身長・体重(BMI)などを確認し、医師が使用できるかどうかを判断します。
- 02
説明と同意
適応外使用であること、副作用、費用についてご説明します。十分にご納得いただいたうえでお決めください。
- 03
使用開始
少ない量から始め、体調をみながら段階的に量を調整します。
- 04
定期的な診察
体調や副作用の有無を確認しながら、続けるかどうかを医師と相談します。
費用
自費診療です。費用は診察時にご案内します。
最終更新:2026年9月13日
FAQ
マンジャロのよくあるご質問
希望すれば必ず処方してもらえますか?
いいえ。既往歴、服用中のお薬、身長・体重(BMI)、体調などを確認し、医師が使用できるかどうかを判断します。診察の結果、処方できない場合があります。
保険は使えますか?
体重を減らす目的でのマンジャロの使用は適応外使用のため、自費診療です。同じ成分のゼップバウンドは肥満症の治療薬として承認されており、条件を満たす方は保険診療の対象となります(処方できる医療機関には要件があります)。
使用をやめると体重は戻りますか?
使用を中止したあとに、体重が再び増えることが報告されています。食事や運動など、生活習慣の見直しとあわせて検討することが大切です。
副作用が出たらどうすればよいですか?
吐き気などが続く場合はご相談ください。嘔吐を伴う持続的な激しい腹痛がある場合は急性膵炎の可能性があるため、使用を中止し、すぐに医療機関を受診してください。
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