ORAL MEDICATION

ダイエット内服
(メトホルミン・SGLT2阻害薬ほか)

体重管理を目的とした内服薬を、診察のうえでご提案します。体重を減らす目的での使用は、適応外使用や国内未承認医薬品の使用を含み、自費診療です。治療を検討される前に、このページの内容をご確認ください。

毎日の内服適応外使用・未承認薬を含む自費診療

メトホルミン

どんなお薬か
肝臓で糖がつくられるのを抑えるなどして、血糖値を下げるお薬(ビグアナイド系)です。
国内の承認状況
2型糖尿病の治療薬として承認されています。体重を減らす目的での使用は適応外使用です。
海外での状況
米国・欧州でも、体重を減らす目的の効能では承認されていません。
主な副作用
下痢、吐き気、食欲不振などの消化器症状。まれに乳酸アシドーシスが起こることがあり、腎臓の働きが低下している方、脱水、多量の飲酒、造影剤を使う検査の前後などで起こりやすくなります。
注意が必要な方
腎臓・肝臓の働きが低下している方、多量に飲酒する方、脱水を起こしやすい方。

SGLT2阻害薬

どんなお薬か
腎臓で糖が体に再吸収されるのを抑え、尿と一緒に糖を体の外へ出すお薬です。
国内の承認状況
2型糖尿病の治療薬として承認されています(一部の薬剤は1型糖尿病、慢性心不全、慢性腎臓病にも承認されています)。体重を減らす目的での使用は適応外使用です。
海外での状況
米国・欧州でも、体重を減らす目的の効能では承認されていません。
主な副作用
尿の回数が増える、脱水、尿路感染症・性器感染症など。まれにケトアシドーシスが起こることがあり、血糖値が高くなくても起こる場合があります。極端な糖質制限との組み合わせで起こりやすくなります。
注意が必要な方
脱水を起こしやすい方、高齢の方、尿路・性器の感染症をくり返している方、極端な糖質制限をしている方。

脂肪吸収抑制薬(オルリスタット)

どんなお薬か
食事に含まれる脂肪の吸収を抑え、吸収されなかった脂肪を便と一緒に体の外へ出すお薬です。
国内の承認状況
医療用医薬品としては国内で承認されていません(国内未承認医薬品)。同じ成分で、内臓脂肪の減少を目的とした要指導医薬品(薬剤師の対面での説明を受けて購入する市販薬)「アライ」が2024年に発売されています。
海外での状況
100か国以上で医療用医薬品として承認されています。
主な副作用
油の混じった便、便意が急に強くなる、おならと一緒に油が出るなど。脂溶性ビタミン(A・D・E・K)の吸収が低下することがあります。
注意が必要な方
慢性的な吸収不良症候群の方、胆汁うっ滞のある方。ワルファリン、シクロスポリン、甲状腺ホルモン薬などを服用中の方はお申し出ください。

漢方薬

体質に応じた漢方薬をご提案します。処方によっては保険適用となる場合があります。くわしくは漢方治療のページをご覧ください。

国内で肥満症の治療薬として承認されているお薬

体重を減らす目的では、次のお薬が国内で承認されています。条件を満たす方は保険診療の対象となる場合があります(処方できる医療機関に要件があるものがあります)。

マジンドール(内服薬)
食事療法・運動療法の効果が十分でない高度肥満症(BMI 35以上、または肥満度+70%以上)が対象です。投与は3か月が限度とされています。
セマグルチド(ウゴービ)・チルゼパチド(ゼップバウンド)(いずれも注射薬)
高血圧・脂質異常症・2型糖尿病のいずれかがあり、食事療法・運動療法を行っても十分な効果が得られない方のうち、BMI 35以上の方、またはBMI 27以上で肥満に関連する健康障害が2つ以上ある方が対象です。

治療の流れ

  1. 01

    問診・診察

    既往歴、服用中のお薬、身長・体重(BMI)などを確認し、医師がお薬を使えるかどうかを判断します。

  2. 02

    説明と同意

    適応外使用・国内未承認医薬品であること、副作用、費用についてご説明します。十分にご納得いただいたうえでお決めください。

  3. 03

    服用開始

    医師の指示どおりに服用してください。自己判断で量を増やしたり、ほかのお薬と組み合わせたりしないでください。

  4. 04

    定期的な診察

    体調や副作用の有無を確認しながら、続けるかどうかを医師と相談します。

治療を始める前にご確認ください

妊娠中・妊娠の可能性がある方、授乳中の方は使用しません。服用中に体調の変化があった場合は、自己判断で中止せずご相談ください。強い腹痛や嘔吐、息苦しさなど緊急性が高い場合は、救急医療機関へご相談ください。

費用

自費診療です。費用は診察時にご案内します。

最終更新:2026年9月13日

FAQ

ダイエット内服のよくあるご質問

マンジャロ(注射)とはどう違いますか?

内服薬は毎日服用し、マンジャロは週1回の皮下注射です。作用のしくみや副作用が異なるため、体調や生活に合わせて医師とご相談ください。

複数のお薬を組み合わせることはありますか?

医師が体調や副作用を確認しながら判断します。組み合わせによって副作用が起こりやすくなる場合もあるため、自己判断での併用はお控えください。

市販のサプリメントと一緒に使えますか?

成分によっては、飲み合わせや副作用の原因となることがあります。服用中のものは必ずお知らせください。

保険は使えますか?

体重を減らす目的での内服薬の処方は自費診療です。漢方薬は処方によって保険適用となる場合があります。

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